ヴォルテール「読書は魂を広げる」|『L’Ingénu』で読書と友人が人を変える場面

はじめに

「読書は魂を広やかにする」。これはヴォルテールの真正な言葉です。

出典は1767年の物語『L’Ingénu』第11章。原文は「La lecture agrandit l’âme, et un ami éclairé la console」。つまり「読書は魂を広げ、教養ある友人はそれを慰める」と続きます。

獄中で主人公が変わっていく

この言葉が置かれているのは、単なる読書論のエッセイではありません。主人公が拘束された状況で、本を読み、知識ある友人との対話を通じて知性を発達させていく場面です。

読書だけで完結せず「友人」が続くことが重要です。本から世界を広げ、対話によって考えを深める。二つが一組になっています。

知識は人間そのものを変える

主人公自身、自分が以前とは変わったと語ります。読書は情報を増やすだけでなく、それまで見えなかった歴史や社会、自分自身を見る視点を与えます。

だから「本をたくさん読めば偉くなる」という数量の話ではありません。読書と対話によって、人間の認識の世界が広がるという場面です。

まとめ

「読書は魂を広げる」は『L’Ingénu』第11章に確認できるヴォルテールの言葉です。

そして原典では、読書と、知的な友人との対話が並んでいる。一人で読むことと、誰かと考えること。その両方が人を変えるという文章として読むと、より豊かな言葉になります。

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