シラー「時の歩みは三重である」|詩「孔子の格言」のドイツ語原文

「時の歩みは三重である。未来はためらいつつ近づき、現在は矢のように飛び去り、過去は永遠に静かに立っている。」

この言葉はフリードリヒ・シラーの詩に原文を確認できます。出典は「Sprüche des Confucius(孔子の格言)」と題された作品です。

ドイツ語原文

Dreifach ist der Schritt der Zeit:
Zögernd kommt die Zukunft hergezogen,
Pfeilschnell ist das Jetzt entflogen,
Ewig still steht die Vergangenheit.

出典:Friedrich Schiller, “Sprüche des Confucius”|Projekt Gutenberg-DE

「未来・現在・過去」を三つの速度で描く

未来はなかなか来ず、現在は来たと思えばすぐ消え、過去はもう動かない。シラーは抽象的な「時間」を、三つの異なる動きとして視覚化しています。

日本語で流通する「時の歩みは三重である」は、この最初の四行を格言のように切り出したものです。しかし詩はここで終わりません。

続きでは「時間とどう付き合うか」を語る

続く連では、未来を相談相手にはしても行動の道具にはするな、逃げ去る現在を友とするな、動かない過去を敵とするな、という趣旨が語られます。

つまり単なる「時間は早い」という感慨ではなく、未来への期待、現在への執着、過去への後悔のどれにも支配されないための詩として読むことができます。

「孔子の格言」は孔子本人の引用なのか

題名にConfuciusとありますが、この文章をそのまま孔子の『論語』の一句として扱うべきではありません。ここではシラーの詩作品として確認できることを重視します。

出典状態

出典確認済み。シラーの詩「Sprüche des Confucius」に原文を確認できます。日本語は原詩冒頭の意訳・翻訳表現です。

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