“The secret of success in life is for a man to be ready for his opportunity when it comes.”
日本語では「人生を成功させる秘訣は、チャンスが来た時に、それに対する用意ができていることである」と訳される言葉です。
かなり古くからディズレーリ名義で引用されている
この文章は、19世紀末〜20世紀初頭の英語圏の自己啓発・引用資料ですでにディズレーリ名義で使われています。
たとえば1890年代のOrison Swett Marden『Architects of Fate』系資料や、1905年の雑誌資料などに、同じ英文がDisraeli名義で掲載されています。
参考:Orison Swett Marden, Architects of Fate|Project Gutenberg
それでも本人の一次資料までは戻れていない
古い引用資料に載っていることは、近年のSNS由来の誤帰属より強い証拠です。
ただし今回の調査では、この文章がディズレーリ本人のどの小説・演説・書簡にあるのかを特定できませんでした。
したがって、「本人発言として確定」ではなく、「少なくとも古い時代から本人名義で流通/一次原典未特定」とします。
旧記事の成功物語を外す
旧記事では、ディズレーリの政治的成功や失敗をこの言葉の成立背景として直接結びつけていました。
しかし発言時期・媒体が分からない以上、その経験からこの言葉が生まれたと説明することはできません。
言葉そのものを読むなら
機会は自分で完全に制御できませんが、機会が訪れたときに動ける状態は準備できます。成功を「運」だけでなく、準備と機会の接点として見る表現です。
ただし、この意味の魅力とディズレーリへの帰属の確実性は別に扱います。
出典状態
要検証。英語圏で古くからディズレーリ名義で流通することは確認できますが、今回の調査では本人の一次著作・演説・書簡の該当箇所を特定できませんでした。
ベンジャミン・ディズレーリ人物ページへ → 首相としての政治活動と、小説・登場人物の台詞・後世の引用を分けて読めます。