結論――公式思想に近いが、現在の短文は再構成されている
「今日の成果は過去の努力の結果であり、未来はこれからの努力で決まる」という言葉は、稲盛和夫の名言として広く流通しています。
稲盛和夫オフィシャルサイトには、これに非常に近い文章があります。フィロソフィ「自らの道は自ら切りひらく」で、「現在の姿は過去の努力の結果」であり、将来は誰かが保証してくれるものではないため、一人ひとりが自分の役割を努力してやり遂げる必要があると説明されています。
ただし、公式本文には「今日の成果」「未来はこれからの努力で決まる」という現在流通する二句の形はそのまま出てきません。したがって、本人の公式思想を短くまとめ直した表現と見るのが妥当です。
公式の中心は「自らの道は自ら切りひらく」
公式本文で強調されているのは、現在が順調だからといって将来が保証されるわけではないことです。今の状態は過去の努力の結果にすぎず、将来を良くするには、それぞれが自分の役割を認識して努力するしかないとされます。
つまり、現在の成果を誇ることより、これから何を積み重ねるかに責任を持つことが主題です。
「過去→現在→未来」を一本の線で見る
流通文の強みは、公式本文の考え方を「過去の努力が現在をつくり、現在の努力が未来をつくる」という時間軸に整理している点です。
ただし、未来が努力だけで決まると断定すると、環境や偶然、他者の影響を消してしまいます。公式本文も「未来は予測できない」としたうえで、自分が担うべき役割を果たすことへ重点を置いています。
稲盛和夫の経歴と経営思想全体は稲盛和夫人物ページへ。
出典状態
意訳・文言変化。 公式フィロソフィには「現在の姿は過去の努力の結果」であり、自ら努力して将来を切りひらくという考え方が確認できます。一方、現在流通する短い二句の定型文そのものは、公式本文とは表現が異なります。
出典状態の基準は名言の出典ステータスの読み方、ほかの監査記事は出典から名言を探すで確認できます。
出典メモ:稲盛和夫オフィシャルサイト「自らの道は自ら切りひらく」。