はじめに
「『ああ、なぜ勉強しなかったのか』。これは怠け者の言い訳である。それなら勉強するがいい」。この言葉は、アランの1922年12月12日のPropos「La fatalité」に原文を確認できます。
« Las, que n’ai-je estudié ? » C’est l’excuse du paresseux. Étudie donc.
過去を悔やむことより、今続けているか
この直後、アランは「勉強したこと自体は、もう勉強していないならそれほど大したことではない」と続けます。過去に学んだ実績へ寄りかかることも、過去に学ばなかったことを嘆くことも、同じように現在を失わせます。
さらにミケランジェロが白髪になっても学校へ通ったという逸話を挙げ、「意志するにはいつでも遅すぎない」と論じます。
まとめ
この言葉は自己啓発的な「今からでも勉強しよう」以上に、人生を過去の選択で固定する宿命論への反論です。すでに選んだ道をどう作り直すかは、現在の行動に残されているというアランの考えが表れています。
出典メモ:Alain, “La fatalité”, 12 décembre 1922. 後に『Propos sur le bonheur』へ収録。
アランの人物ページへ → 教師・哲学者としての生涯、自由、反戦思想までまとめて読めます。『幸福論』全体は作品ページへ。
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