「柔道の基本は受身」――相田みつをの作品「受身」は、負けることや転ぶことを、人間が立ち直るための稽古として描いた作品です。
現代の名言紹介では長い作品全体が転載されることがありますが、相田みつをは現代の著作権保護期間にある作家です。本記事では必要な短い一節だけを扱い、作品全体は公式・正規資料で読むことを前提にします。
長男・相田一人さんが「受身」を本人作品として解説
相田みつを美術館の館長を務めた長男・相田一人さんは、インタビューの中で「受身」を父の作品として紹介し、「七転八倒」とあわせて読むことで、「つまづいたっていいじゃないか にんげんだもの」の意味が深く見えると説明しています。
参考:日本写真絵本大賞「相田みつを美術館 館長 相田一人さん インタビュー」
受身は「転ばない技術」ではない
柔道の受身は、投げられたときに身体を守り、次へつなげるための基礎です。相田みつをはそこから、人生で転ぶことや負けること自体を避けるのではなく、転んだあとに立ち直れる人になることへ視線を向けます。
長男の解説でも、相田みつをは「若いうちはうんと負けろ」という趣旨をよく語っていたとされています。勝ち続けることはできないからこそ、負け方を身につけることに価値を見る考え方です。
失敗を美化する作品でもない
この作品は「負けるほど偉い」と言っているわけではありません。避けられない敗北や失敗を経験したとき、それを人生の終わりにしないための姿勢を描いています。
旧記事では一般的な「成長」「成功」の教訓へ広げていました。原作品へ戻ると、もっと具体的です。格好悪く転び、恥をかき、それでも起き上がる。そこに「受身」の比喩があります。
出典状態
出典確認済み。相田みつを美術館の館長を務めた長男・相田一人さんが、本人作品「受身」として具体的に解説しています。
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