【対象読者】
- 新卒証券営業の人
- 証券会社勤務を志望している人
- 証券会社の勤務に興味がある人
【はじめに】
私は大学卒業後、新卒で証券会社に入社しました。
証券会社といってもN証券やD証券といった、大手証券会社ではなく地方の地場証券会社です。
地方の地場証券会社ということもあり、当時ネット証券のビジネスはやっておらず、対面営業のみでビジネス展開していました。
入社後は、
- 本社での合同研修(一ヶ月間)
- 各支店への配属
- 業務開始
という流れでした。
具体的な業務としては、富裕層に対する飛び込み営業とテレアポ営業による新規開拓営業です。
当時はまだコロナは流行していなかったこともあり、飛び込み営業が業務の大半を占めていました。
飛び込みやテレアポなので、今の時代の若者には特に敬遠される仕事なのかなと思います。
実際、お客様に相手にしていただけることも少なく、断られるのが当たり前という商売ということもありますし、毎日朝から晩まで飛び込み営業をしていたので、精神的にも肉体的にもとてもハードでした。
この記事ではより具体的に「新卒証券営業時代に大変だったこと」について、当時を振り返りながら整理していきたいと思います。
証券会社で勤務している方、志望している方、検討している方に読んでいただけると嬉しいです。
就業のミスマッチの原因は、
- 自己分析不足
- 企業分析不足
のいずれです。
特に「その仕事の辛く、大変な部分を理解する」そして「その仕事に自分が精神的、肉体的、スキル的に耐えられるのか」ということを吟味することが大切です。
是非その参考にしてみてください。
この記事で書いている通り、証券会社の営業はとても大変です。
ただし大変な分、得られることがあったのも確かで、新卒で証券会社に入って本当に良かったなと感じています。
※その辺りのことについては以下記事にまとめています。大変なこと・良かったことそれぞれを確認した上で、就業を検討してください。
※以下記事では、外婚社員になった今思う新卒証券マンの心得について整理しています。証券会社で働いている方・働こうと考えている方は、是非こちらの記事を読んで私の屍を越えていってください!
【新卒証券営業時代に大変だったこと】

- 飛び込み営業
- 1日100~200件の訪問は体力的にきつい
- 断られるのが当たり前
- 罵声を浴びらせられることもある
- 人に嫌がられること仕事をしている?という疑念と申し訳なさ
- テレアポ営業
- 休みなく、かけ続ける
- これも断られるのが当たり前
- 上司の監視下で電話するのはプレッシャーもある
- 出勤時間の早さ
- 業界の伝統で7時前には会社に出勤
- 寝坊は御法度
- ノルマ
- 毎日数字に追われ続ける
- 毎朝の日経購読などの情報収集
- 毎朝、場が開く前に読む必要あり
- 上司への報連相およびフィードバック
- きめ細かい報連相
- 厳しい指導
- 飲み会
- 業界自体が体育会系
- ネット証券の台頭
- 対面営業の高額な手数料では太刀打ちが難しい
- 知識や人柄で買ってもらうことが大切
- 富裕層の高齢化
- 景気や社会情勢の影響をダイレクトに受ける
- 当時はトランプ大統領就任やブレクジットの影響があった
- コンプライアンスが厳しい
【終わりに】
結論、大変だからこそ学べることが多かったのだと思います。
厳しい環境に身を置いて、自分を鍛えたい、どこでも通用するビジネス戦闘力を身に付けたいという人にはもってこいの環境だと思います。