ウィリアム・ペン名義で古くから流通する言葉
「No pain, no palm; no thorns, no throne; no gall, no glory; no cross, no crown.」という句は、ウィリアム・ペンの言葉として古い引用辞典や後世の資料に繰り返し収録されています。
『The New Yale Book of Quotations』などはペンの『No Cross, No Crown』に帰属させています。一方、今回確認したProject Gutenberg公開版の『No Cross, No Crown』本文では、この逐語句を直接確認できませんでした。
作品名との強い結び付きと、逐語確認は分ける
「no cross, no crown」という核は作品タイトルそのものと一致し、内容もキリスト教的な自己否定・試練・救済という同書の主題と強く重なります。しかし、作品の思想と一致することだけで、現在流通する四連句全体をペン本人の逐語表現と断定することはできません。
そのため本記事では、古くからペンに帰属される句として紹介しつつ、一次本文での逐語確認は未了とします。
単純な根性論ではない
仮にペンの思想圏で読む場合も、「苦しめば成功する」という現代的な成功法則ではありません。『No Cross, No Crown』は、信仰に伴う自己否定や試練と、キリスト教的な救済を扱う宗教的著作です。
出典について
判定:ウィリアム・ペン名義で古くから流通/『No Cross, No Crown』帰属資料あり/逐語的な一次本文は要検証。
引用の判定基準は出典ステータスの読み方にまとめています。
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